薬剤師の転職エージェントの担当コンサルタントの見分け方!タイプ別に紹介
薬剤師が転職活動を行うときは、今や転職サイトに登録してその後、担当コンサルタントと二人三脚で活動を行うのが主流となっています。
そこで重要なのがコンサルタントの見分け方です。同じ肩書を持つコンサルタントでも過去の経歴・知識量・経験値によってアプローチが異なります。
それらに性格的な要素が加わりますのでコンサルタントという同じ仕事であってもいくつかのタイプに分かれてきます。
転職活動において自分に合うコンサルタントと出会えるかどうかがポイントと言っても過言ではありません。今回はコンサルタントの見分け方についてお話します!
目 次
転職エージェントのコンサルタントとの出会いで転職は成功する!
転職活動を一人で行うのとコンサルタントにサポートされながら行うのとでは結果が大きく異なります。
その理由は2つあります。
最近は企業側が転職エージェントを介した採用を積極的に行っている
まず1つ目の理由についてですが、何事も時代の流れというのがあります。
電話は昔一家に1台にしかありませんでしたが、携帯が普及してからは今やほとんどの人がスマホを利用しています。
一家に1台から一人に1台、2台持ちの時代です。一度スマホを利用したことのある人が、あえて家の電話の生活に戻れるでしょうか?
これと同じで、転職に関しても転職サイトに登録するというのが時代の流れになっています。
あえて、時代に逆行する行動を取る必要はありません。
転職時の条件交渉をコンサルタントがサポートするため入職後のトラブルが減る
2つ目の理由については、先ほど例に挙げた電話と同様に、一度転職エージェントのコンサルタントのサポートを体験した人はリピートします。
一人で転職活動をすると全ての交渉を自分でやらないといけません。企業の人事課(採用)対求職者(薬剤師)とでは立場が異なりますし、2者間で行うと力学が働いてしまいます。
対人関係に経験値の高い人ならばともかく、採用する側のいいように話をまとめられてしまう傾向が強いです。
そこで、2者間に客観的な立場の人を介在させるこのコンサルタントの存在に大きな意味があります。
これらの2つの理由から、どのようなコンサルタントと出会って転職活動をするかによって活動の結果は大きく異なってきます。
また、同じ肩書きを持つコンサルタントでも過去に経験してきた職歴や経験値、分野の違いによる知識量の差によってサポート方法にそれぞれのスタイルが出てきてしまうことを知っておく必要があります。
タイプ別コンサルタントの見分け方
それでは、コンサルタントを4つのタイプに分けて、見分け方を説明していきましょう。
カウンセラータイプのコンサルタント
カウンセラータイプとはよく人の話を聞いてくれる人です。
聞き上手で、相手の話に対して相槌も上手です。相手の話をよく聴いた上で、幅広い求人情報を提供してくれます。
例えば、薬剤師が「朝9時から18時の勤務で年収800万円の薬局をいくつか紹介してください」とお願いしたとします。
しかし、このタイプのコンサルタントは現実的でないことを話していても「ありえません」とか「それは、無理ですね」ときつく言ったりしません。
「地方や離島といった、どちらかというと交通の不便なところでは案件があるかもしれませんね。引越しは可能ですか?」とか「希望されている地域では該当薬局がありませんので、もう少し地域を広げて探してみましょうか?」と、当たり障りなく会話の出来るタイプの人です。
カウンセラータイプのコンサルタントと相性がよい人
→ 何事も白黒はっきりさせたがるタイプが苦手な人
また今の環境が辛くて転職活動をしているのに、「はっきり言って、そんな薬局ありませんよ」なんていわれたら余計辛くなってしまいますよね。
反対に、
カウンセラータイプのコンサルタントと相性が悪い人
→ 転職条件が高度ではっきりした薬剤師
例えば絶対数が少ないと予想されるような薬局を希望している薬剤師にとっては、幅広く求人情報を提供されると物足りないと感じてしまうかもしれません。
コンサルティングタイプのコンサルタント
コンサルティングタイプのコンサルタントは、客観的に明確なアドバイスが出来る人です。
業界の現状調査も抜かりなく、雇用者と求職者の両方の目線から分析してずばり言うタイプです。
世の中の多くの会社は、経営コンサルタントなるものを外部から雇っています。
そもそも経営コンサルタントは経営者とは独立した立場で、経営管理に関して助言や支援を行うことを仕事にしている人です。依頼者の悩みを解決し目標を達成させるプロフェッショナルです。
転職活動におけるコンサルティングタイプは、無理やり転職させようとはしません!
業界の状況や求職者である薬剤師の将来性などさまざまな情報を加味し、薬剤師転職市場に落とし込んで一番適切だと考えられる情報を提供します。
そのため、時には「急いで転職をする時期ではないかもしれませんよ」とか「今より良い条件の薬局はなかなか出てこないかもしれませんよ」と、冷静なアドバイスをくれます。
コンサルティングタイプのコンサルタントと相性がよい人
→ 転職自体に二の足を踏んでいるような薬剤師
迷っている時に、冷静に分析し客観的なスタンスで接してくれると長期的に見てよい方向に進める可能性があります。
また、 今すぐに転職を考えているわけではないが「これ!」というような条件に合致するおススメの話が出てきたときに、声をかけてもらえるようにお願いをしておくとベストタイミングで声をかけてくれます。
業界全体のタイミングを味方につけると、自分が予想していたものより良い転職先に出会う可能性が高くなるのです。
反対に、
コンサルティングタイプのコンサルタントと相性が悪い人
→ すぐにでも転職したいと希望している薬剤師
現職があまりに辛く心身ともにダメージを受けている時などには、応急処置的にでも転職する方がよい選択だったりします。
短期的な視点での転職活動を目的にしている際には、不向きかもしれません。
営業タイプのコンサルタント
営業タイプのコンサルタントは、がんがん面接入れてきましょう!と数を積極的にこなしていく人です。
営業タイプのコンサルタントに関しては好き嫌いがはっきり分かれます。
しかし、条件が一致しないからといって全く行動しないよりは活動したほうが結果を得られるのも事実です。
というのは、希望条件に近い薬局の面接に行ったとしても、実際面接してみたら「何か違うなー」と感じることがあったり、見学に行って現場を見てみたら薬局内部がギクシャクしていたりするからです。
そのため、細かな条件にこだわりすぎて面接を絞りすぎるのはかえって良くありません。
薬剤師受けのよい薬局の求人はあっという間に埋まってしまいますし、転職活動期間があまりに長くなると活動のモチベーション自体が低くなることもあるからです。
営業タイプのコンサルタントに合う人
→ 積極的に数をこなしてその中から合うところを選びたい薬剤師
とにかく沢山面接を入れてくれる営業タイプのコンサルタントに任せていると、現実を沢山見させてくれます。
今現在市場に出ている求人の中から一番合っているところを探し出したい人や早めに転職したい人には向いているでしょう。
また、積極的な姿勢のこの営業タイプのコンサルタントは、希望条件を伝えると自ら営業をしてくれたりします。
理論よりも体当たり!体育会系のノリが合う人にはピッタリです!反対に、
営業タイプのコンサルタントに合わない人
→ 流されやすい薬剤師
あまりにも意思が弱かったり、希望する条件があいまいだと、コンサルタントのペースに巻き込まれてしまい不本意な結果となることがあります。
また、条件が合致しないところには一切面接を入れる必要はないと考える薬剤師も合わないでしょう。
活動に対しての時間配分やペースにより意見が食い違ってくる可能性が高いです。
業界通タイプのコンサルタント
専門職である薬剤師業界のことを薬剤師並みによく知っていて経験値も高いコンサルタントは、業界通と呼ばれます。
調剤薬局の報酬は2年毎の診療報酬により決定されますが、この診療報酬の内容を薬剤師並みに知っていないと転職活動のコンサルタント役としてのアドバイスが的外れになる可能性があります。
例えば、平成28年4月から国はかかりつけ薬局の導入を始めました。
かかりつけ薬剤師になるためには用件を満たしていないといけません。具体的には、
・3年以上の薬局勤務経験がある
・同一薬局に週32時間以上勤務している
・当該薬局に6か月以上在籍している
・医療にかかわる地域活動の取り組みに参画している研修認定を取得している
です。
かかりつけ薬局の管理薬剤師を求人している企業に対し、薬局勤務3年未満の薬剤師を紹介しても的外れです。
また、同じ薬局に6ヶ月以上在籍していないとかかりつけ薬局の管理薬剤師にはなれませんので、その辺りの業界の最新情報を知らない人は頼りになりません。
この業界通のタイプのコンサルタントは、薬剤師転職業界に10年、20年と関わっているため、今までの転職サポートの実績が非常に多いのが特徴です。
そのため、企業の人事課とツーカーの仲になっている人も多く、企業側から厚い信頼を得ています。
業界通タイプのコンサルタントに合う人
→ ベテラン薬剤師か新人薬剤師
薬剤師と対等に業界を語れるほどのレベルなので、安心してお任せできるのが特徴に挙げられるでしょう。
業界通タイプのコンサルタントに合わない人
→ 薬剤師以外の人が業界に詳しいことに違和感や反感を覚える人
迷ったときに選ぶべき薬剤師転職サイトは?
4つのタイプのコンサルタントの見分け方を説明してきましたが、実際に自分に合うコンサルタントに出会うためには、どこに登録したらよいの?と迷うと思います。
その迷いを解決するために、まずは転職サイトの評判を目安に登録することをお勧めします!
大手の転職エージェントを2社と中小の転職エージェントを2社ほど選ぶのが理想的です。
また、コンサルタントさんを見分ける自信がない薬剤師さんには「マイナビ薬剤師」登録をおススメします!
マイナビ薬剤師の転職サポート内容を具体的に見てみると
・面談サポート:薬剤師からの希望条件を丁寧にヒアリング
・求人情報提供:希望エリアの中から条件に合う最新求人情報
・コンサルタントの質:レスポンスが早く親切。全体的にコンサルタントの質が高い
・面接サポート:薬局面接に必ず同行します。不安な薬剤師にとっては心強いサポート
・条件面の交渉:薬剤師から経営者に直接言いにくい給料面等の交渉代行
・サポートブック:薬剤師転職サポートブックの進呈
このように、薬剤師の転職活動を多方面からきめ細かなサポートをしてくれます。また、コンサルタントさんの対応がきめ細かく丁寧です。
転職のフルサポートをもれなくお願いしたい薬剤師は「マイナビ薬剤師」が適しているでしょう!!

※転職サイトに登録しても、なかなか電話がかかってこないとか、レスポンスが遅いところもあります。そのような転職サイトは注意しましょう!
まとめ
転職活動を成功させるためには、良いコンサルタントに会えるかどうかがカギになります!
しかし、コンサルタントはさまざまな職歴を経験した人によって成り立っているため、どんなコンサルタントが自分の担当になってくれるか分からず、運としか言いようがありません。
薬剤師の経験が長く自分の性格に合ったコンサルタントを選び抜ける自信のある薬剤師さんは、いろいろなタイプがいることを念頭に転職活動をするとよい結果につながるでしょう!
一方、転職経験も薬剤師の経験も浅い薬剤師さんの場合は、多方面からサポートしてくれる転職サイトを見つけてそこに登録することをオススメします!
多方面からのきめ細かくしてくれる転職サイトをおススメする理由は、会社内でのコンサルタント教育が行き届いているからです。
薬剤師業界の最新情報を各コンサルタントにフィードバックするという情報伝達システムも整備されているため、結果的にコンサルタントの質が高いのです!!
一生を左右する可能性のある転職です!ぜひ充実した活動にしましょう。
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