薬剤師転職deリスタート

面接が不安な薬剤師の方必見!面接に合格する大事な3つのポイント

Pocket

 

薬剤師の皆さん、こんにちは。

 

転職経験者の方で、面接を受ける際、極度の緊張や不安など感じたことはなかったでしょうか?

 

先日、とある薬剤師の方から、以下のご相談を受けました。

 

現在人材紹介会社を利用しての転職活動を行っております、30歳女性の薬剤師です。 

 

これまでは、ドラッグストアのチェーン店で働いておりました。これまでの勤務はやりがいもありましたが、どうしても薬剤師の専門的な技術とは関係のない接客やレジ打ちに時間を割かれてしまうことが不満でした。今後さらに薬剤師としてのスキルアップをしていける為にも、もっと薬剤師としての業務に専念できるよう、調剤薬局への勤務を考えはじめたのが転職のきっかけです。

 

 

  ですが、良いなと思って受けた求人中の薬局の面接が、2回連続で落ちてしまったのです。募集要項としては、私の現状のスキルでも問題がないはずなのですが、2つとも明確な理由もなく、「見送り」の連絡が届きました。 ドラッグストア勤務をずっと続けた薬剤師が、調剤薬局勤務へと転職するのは難しいのでしょうか。また、もしそうだとしたら、それはいったいどんな理由なのでしょうか。

 

さて、転職時に似たような経験をされた方も多くいらっしゃるかもしれませんね。

 

初めにお伝えしておきますと、これまでドラッグストア勤務だったからと言って、調剤薬局勤務への転職ができなくなる、ということはありません。事実、ドラッグストア勤務から調剤薬局へ転職された薬剤師の方はこれまで非常に多くいらっしゃいます。

 

 

ではなぜ上記の方は転職が決まらないのか──。

 

そこで今回は、薬剤師の方が転職の際に、面接を確実に成功していくために大切なポイントを、ご紹介していきます!

1. 事前の準備をしっかり行う

転職の面接で、まず心がけていただきたいのは「面接時」のことではなく、「面接事前」のことです。「面接の事前に心がけることって何があるの?」と思った方の為に、事前にどういった準備が必要かを項目にまとめてみましょう。

 

①「履歴書」・・・薬剤師用の履歴書の書き方を意識する
②「職務経歴書」・・・これまでの経歴を、求人先の知りたい情報を意識して記入する
③「常識・マナー」・・・面接前に、先方が期待する常識・マナーを再確認しておく

「履歴書」薬剤師用の履歴書の書き方を意識する

1f76abca38e5eb5e51e792b5e220c76b_s

 

履歴書を記入する際に、一般の企業向け(いわゆるデスクワークをメインとした“ホワイトカラー”とされる企業向け)に履歴書を記入するのではなく、「薬剤師としての履歴書の記入」を意識することが大切です。

 

 具体的に、どのようなポイントがあるかを挙げてみましょう。

 

転職回数の多さは気にせず、正直に記入

他の職種と比べて、薬剤師の方々は平均的に転職回数が多いとされています。ですので、採用側が「転職回数の多さ」をネガティブにとらえるケースはそれほど多くないでしょう(勿論、1回ごとの職場の在籍が極端に短いという場合は要注意です)。それよりも、それぞれの職場でどんな業務を行ったのか、どんな経験をしてきたのかが採用側に伝わるように、しっかりと正確に記入されることをお勧めします。

 

 

資格・免許については、薬剤師としての業務に関連するものを中心に記入

転職者の方々の履歴書で多いのが、「資格・免許」欄にて、薬剤師に関係のないことまで長々と書いてしまっているケースです。業務に関係しない資格を数多く並べるのは、採用側が良い意味で興味を持つことはないので避けたほうが良いでしょう。実務実習指導など各種認定薬剤師資格をお持ちであればこちらに記載します。

 

 また、薬剤師免許および取得した年月はもちろん記載します。面接には、薬剤師免許証のコピーを持参し提出できるように準備しておくと良いでしょう(現職に免許証を預けている場合には、後日郵送という形が一般的です)。

 

 

志望動機は、薬剤師業務に関する内容を意識し、シンプルかつ前向きなものを

志望動機には、転職者の方の薬剤師業務に関する「こういう働き方がしたい」という思いと、求人側の環境とが一致される内容をまず意識して記入されると良いでしょう。

 

また、それ以外の記載については「18:00に帰れるので志望しました」といった条件面にフォーカスした内容ではなく、「仕事と家庭との両立が可能な環境なので志望しまし た」という風に前向きな書き方をすることを意識されると良いでしょう。薬剤師としての業務とはあまり関係のない取り組み・業務について書くことは避けたほうが無難でしょう。

「職務経歴書」これまでの経歴を、求人先の知りたい情報を意識して記入する

続いては、職務経歴書の記入です。職務経歴書についても、「薬剤師としての職務経歴書」にしていけるように、以下の2点を意識して記入されると良いでしょう。

 

新しい職場でも生かせる経験は丁寧に記入

「新しい職場でも生かせそう」と思える経験や実績は、積極的にアピールしていきましょう。

 

例えば、「業務円滑化の工夫」「改善経験」の記載は、採用担当者からすると「ここでも同様の活躍をしてくれそうだ」といった風にイメージします。

 

他には、薬剤師に求められる「医薬品の管理」や、「正確かつ迅速な調剤業務」「服薬指導などにおける接遇経験」などですね。

 

具体的なエピソードがあるようでしたら合わせて紹介しても良いでしょう。そのほかマネジメント経験や新人薬剤師の育成経験があれば、合わせて記載することをお勧めします。

 

 

人間的な魅力が伝わるような内容を意識する。退職理由は前向きなものを

薬剤師の仕事は、接客だけでなく、職場でのスタッフ同士のコミュニケーションが非常に重要視されます。その為、コミュニケーション力の高さや、人間的な魅力についての内容を、採用担当者はとても良く見てきます。特に見てくるのが「退職理由」

 

退職の動機に、職場でのコミュニケーション不全や関係性の悪化が見られると、マイナスイメージを与えかねません。くれぐれも、退職理由には前向きなものを記載するように意識しましょう。

「マナー・身だしなみ」面接前に、先方が期待するマナー・身だしなみを再確認しておく

書類審査が無事通過したら、いよいよ面接の準備です。

事前の対策として特に大切なのは、「身だしなみ」。採用担当者は、転職希望者の身なり、服装をとてもよく見ています。

 

例えば、派手なネイルをしていたら「そんな爪先で調剤をするつもりなのだろうか?」と思われてしまうことも考えられますよね。そのほか、具体的には以下の点を注意しておくと良いでしょう。

 

頭髪:清潔感を第一に、しっかりセットしましょう。明るすぎる髪色は避けた方が良いでしょう。男性の場合、伸びすぎにも注意しましょう。

 

メイク:派手な印象にならないように気をつけましょう(ナチュラルメイクが望ましいです)。当然ながら、強すぎる香水もNGです。

 

服装:上下が揃ったスーツが望ましいですが、せめてジャケットは着用したほうが良いでしょう。シャツは、襟や袖がパリッとしたものを意識すると良いでしょう。女性の方は、ストッキングは無地を選ぶのが無難です。

 

靴・鞄: スニーカーやサンダルなどは避けて、スーツに合う靴を、選びましょう。また、靴が汚れているのは結構目立ちます。前日までにきれいに磨いておきましょう。また、鞄についてはブランドの大きなロゴが入ったモノや、派手な色のカバン、リュックはできれば避けたほうが良いでしょう。

2. 面接時に転職希望者が意識すべきこと

続いては、面接時において薬剤師の方々が意識していただきたい点を説明していきます。面接を成功するために大切なポイントとしては、以下の3点が挙げられます。

 

①「メラビアンの法則」・・・表情や姿勢、言葉遣いの重要性
②「自分の口から伝える」・・・志望動機・転職動機
③「自己PR」採用者の選考の煩わしさを軽減させる

面接時に意識すること その1 「メラビアンの法則」──表情や姿勢、言葉遣いの重要性

851b5e7898f173fcd14791ecbeaf4ec4_s

 

「メラビアンの法則」というものをご存知でしょうか。聞き手が話し手の情報が正しいかどうかを判断しようとするときに、人は以下を頼りに判断するそうです。

 

・ 7% が ‘Verbal’ (言語情報:言葉そのものの意味・話の内容等)

 

・ 38% が ‘Vocal’ (聴覚情報:声のトーン・速さ・大きさ・口調等)

 

・ 55% が ‘Visual’ (視覚情報:見た目・表情・視線・しぐさ・ジェスチャー等)

 

例えば、採用担当者が「誠実な人間」を求めていた時、転職希望者が「私は誠実な人間です」と言ったとしても、見た目の表情やしぐさに誠実さが見られなければ、そちらの印象の方が勝ってしまうということですね。 表情や姿勢、言葉遣いはこのようにとても大切です。具体的には、以下の点を意識すると良いでしょう。

 

姿勢・目線:背筋を伸ばして着席することを意識しましょう。イスやソファの背もたれにもたれてしまうと、姿勢が悪くなるだけでなく、横柄に見えて、採用担当者に悪い印象を与えかねません。

 

話すトーン:転職時の面接では、人は緊張するとついつい早口になってしまいがちです。意識して、あえてゆっくりめに話すくらいがちょうど良いでしょう。また、相手にちゃんと聞こえる声で、ハキハキと受け答えることを意識すると良いでしょう。

 

言葉遣い:丁寧に、正しい敬語を使って話すことを意識しましょう。流行り言葉などは、いい印象を与えないので、使用しない方が無難でしょう。話し方や言葉づかいは採用担当者に、「どんなお客様対応をする人なのか」を連想させます。お客様とのコミュニケーションをするつもりで丁寧に受け答えを意識されると良いでしょう。

面接時に意識すること その2 「自分の口から伝える」──志望動機・転職動機

 人は、文章で伝えられるよりも、口頭で伝えられた方がより印象が深まります。更には、内容をエピソードとして、物語風に伝えると更に記憶に留まりやすくなるそうです。アピールポイントは、これまでの経験と絡めながら、しっかりとご自身の口から伝えられるように準備しておくと良いでしょう。

 

 面接時に必ず聞かれることとして、「志望動機・転職動機」があります。必ず聞かれるのなら、事前にきちんと話す内容を整理しておいた方が良いですよね。特に、ポジティブな理由を2つか3つ事前に用意して、口頭ではっきり伝えるようにしましょう。また、新しい職場で仕事に就くことで、実際に自分はどんな業務をしたいのか、これまでの経験をどう活かせるかを伝えることも大切です。

面接時に意識すること その3 「自己PR」──採用者の選考の煩わしさを軽減させることを意識する

 採用担当者の一番の悩み、それは面接後の選考です。どの採用担当者も、毎回「本当に今の面談者を採用して良いのだろうか」を考えて、ときに非常に悩みながら選考を行っているのです。

 転職希望者の方々は、そんな採用担当者の悩みを軽減させるような、自己PRをすることを意識すると良いでしょう。例えば、採用担当者に「新しい職場で活発に働くイメージ」を与える、などですね。その他、「これまで自分がどんな仕事をしてきたのか、どんな結果を残してきたのか、どのような経験を積んできて、かつ新しい職場でそれらをどう生かせるか」であったり、「薬剤師として気を付けていること。どんな薬剤師になりたいか」を伝えるのも良いでしょう。

 

ここで大切なのは、過去よりも未来をアピールすることです。過去の実績や経験をただ伝えるのではなく、その実績や経験をどのように活かせる・活かしたいかを伝えましょう。

 

 また、「何か質問はありますか?」と聞かれたら、自分の性格や過去の職場で経験したことを伝えながら、上手にPRしていきます。いくつか自己PRの例を挙げておきましょう。

 

「以前の職場では○○のような業務を経験したので、今後御社で経験をいかせますでしょうか?」

 

「私は職場の方との人間関係は大切にしていきたいと思います。所属させていただける場合、同じ部署の方はどんな方達がおりますでしょうか?趣味や性格など教えていただくことは可能でしょうか?」

 

 ──こういった質問をすることによって、採用担当者に転職希望者のその後の現場での働きぶりのイメージを、より明確に持たせることができるのです。是非意識してみてください。

3. 面談コンサルしてもらえる転職サイトを利用する

 薬剤師の方々が転職時の面接を成功させるために大切なポイントの3つ目は、「面接をサポートしてくれる協力者」を活用する、ということです。具体的には、面接コンサルなどの対応もしてくれる転職サイト・キャリアコンサルタントからのサポートを受ける、ということですね。

 

転職サイト・キャリアコンサルタントが行ってくれる、具体的なサポート内容

 

履歴書や職務経歴書の書き方をチェックしてくれる

 

面談の練習をしっかりやってくれる

 

面談に同席してもらえる

 

※大手企業等の採用面接の場合、キャリアコンサルタントの同席がマイナスになる場合もありますので、ご注意下さい。

「そういった面接コンサルしてもらえる転職サイトって、具体的にどんなところがあるの?」といった疑問を持たれた薬剤師の方向けに、お勧めの転職サイトを2つ、ご紹介いたします。

面接サポートに強い転職サイトその1  「リクナビ薬剤師」

rikunabi

 

「リクナビ薬剤師」は、就活情報サイト“リクナビ”を運営している会社リクルートが運営している、薬剤師に特化した人材紹介サービスです。

 

「リクナビ薬剤師」の一番の特徴は、事例・経験を多く積んだ薬剤師専門のキャリアアドバイザーが多いということでしょう。

 

また、キャリアアドバイザーの方は面接前の職務経歴書の作成サポート、面接の日程調整や条件交渉から、面接前の準備・アドバイス、更には入社日の調整や、現在の勤務先の退職手続きなど、入社日までのサポートまで行ってくれるということで、まさに「至れり尽くせり」のサポート体制です。

 

「専門家の手厚いサポート・アドバイスを活用して転職活動を行いたい」という方にはうってつけの、転職サイトと言えるでしょう。

 

面接サポートが手厚い「リクナビ薬剤師」の登録はこちら

面接サポートに強い転職サイトその2  「ファルマスタッフ」

ファルマスタッフ

 

薬剤師の転職に特化しており、かつ「転職先の情報収集のサポートやアドバイス」に強い転職サイトとして有名なのが、東証一部上場の大手調剤チェーンの日本調剤グループが運営している「ファルマスタッフ」です。

 

ファルマスタッフの大きな特徴としては、薬剤師を募集する企業の求人を掲載する前に、必ずその職場を訪問して、職場の環境やそこで働く方々の雰囲気などの情報を集めるようにしているという点です。

 

その為、他の転職サイトより深い情報が収集されやすい仕組みになっています。つまり、面接前のアドバイスの時に、募集企業の環境や性質に合わせたサポートが期待できる、ということですね。

 

更には薬剤師専門のキャリアコンサルタントが専属で担当につき、求職者の方々のニーズやご不安箇所に合わせての対応が実現されやすくなっていますので、忙しくてなかなか転職活動の準備がはかどらない方や、はじめての転職活動で不安な方にも特にお薦めの転職サイトです。

 

キャリアコンサルタントが専属で担当に!「ファルマスタッフ」の登録はこちら

4.まとめ

さて、ここまで「薬剤師の方々が面接を確実に成功させるために重要なポイント」を説明させていただきましたが、如何でしょうか。

 

 

やみくもに転職面接を受けまくっても、冒頭にご紹介しました女性の方のように、きっと疲弊が大きくなってしまい、余計うまくいかなくなってしまうことでしょう。面接に通るためには、事前準備と、面接時の対応が重要であり、そしてそれらをサポートしてくれる協力者の存在がとても重要となるのです。

 

薬剤師が求人の面接を確実に成功させるためのポイント
その1 事前の準備をしっかり行う

 ・履歴書・・・ 薬剤師用の履歴書の書きかを意識する

 ・職務経歴書・・・これまでの経歴を、求人先の知りたい情報を意識して記入する

 ・マナー・身だしなみ・・・面接前に、先方が期待するマナー・身だしなみを再確認しておく

 

その2 面接時に意識すること

 ・メラビアンの法則・・・表情や姿勢、言葉遣いの重要性を理解しておく

 ・志望動機、転職動機・・・自分の口からしっかりと伝える

 ・自己PR・・・採用者の選考の煩わしさを軽減させることを意識する

 

その3 面談コンサルしてもらえる転職サイトを利用する

転職を検討中・活動中の薬剤師の方々は、上手に賢く転職活動を行えるように、是非今回お伝えした内容を意識してみてください!

 

面接サポートが手厚い「リクナビ薬剤師」の登録はこちら

 

キャリアコンサルタントが専属で担当に!「ファルマスタッフ」の登録はこちら

 

Pocket

薬剤師転職サイト おすすめランキング

マイナビ薬剤師

ファーマキャリア

リクナビ薬剤師