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地方の調剤薬局へ転職はどう?年収事情や仕事内容を現役薬剤師が解説!
地方の調剤薬局でじゃんじゃん年収が上がるなんて話、あまり聞きませんよね。
調剤薬局の求人を見てもどれくらい昇給するのかについてまで書いている企業はほとんどありません。
そこで現役で働いている私が、地方の調剤薬局の年収事情や仕事内容などのリアルな情報をご紹介していきます。
地方の調剤薬局ならではの年収事情を知っていれば転職の際にも有利ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
目 次
地方の調剤薬局では昇給はあるの?年収やボーナスはどれくらい?
私は10店舗ほどチェーンで展開している調剤薬局で働いています。初めての転職先の職場で、年収550万円で契約しています。
ドラッグストアの調剤併設店などではなく、普通の薬局なので規模は大きくありません。勤めている薬剤師のほとんどが30代から40代というちょっと平均年齢が高めの薬局ですね。
28歳のときにこの会社に入ったのですが、その時点で私は会社の中で最年少でした。
地方の調剤薬局で昇給はあるのか?
私のいる調剤薬局では「毎年〇〇円昇給します」というシステムは一切ありません。
比較的規模の大きな調剤薬局だと年に数千円ずつ昇給していくところもありますが、私がいる調剤薬局は定期昇給のシステムは備わっていません。
昇給するための3つの方法
ではずっと昇給できないのか?というとそうでもありません。
管理薬剤師になる
薬局長になる
エリアマネージャーになる
この3つの方法で昇給が可能です。つまり、何らかの役職に就いてしまえば昇給できます。
何年同じ薬局で働いていても上のポストが空かないため、なかなか管理薬剤師や薬局長になれない人が多いですよね。
しかし、私のいる薬局は大きな会社ではないため、そもそもの薬剤師の人数が多くありません。そのため長い期間待たなくても早い段階でどんどん役職に就けるのです。
役職に就くとどれくらい年収が上がるのか?
最初に言っておきますが、地方の調剤薬局は都心の調剤薬局よりも昇給しやすいです。上のポストが比較的空きやすいためですね。では、これらの役職に就くといくら年収が上がるのでしょうか。
管理薬剤師
管理薬剤師になると手当が支給されます。その額は毎月3万円です。つまり単純に計算すると年収が550万円から586万円に上がりますね。40万円近くの昇給です。
私が管理薬剤師になったのは今の職場に転職してからたったの3ヵ月後です。前職ではただの平社員ですし、そこまで経験があったわけでもありません。それでも3ヵ月後には管理薬剤師になれました。
薬局長
管理薬剤師になったら次のステップは薬局長ですね。私のいる調剤薬局では3〜4年くらいで薬局長に上がれる可能性があります。タイミングによっては2〜3年でなれることも。
新卒で入った方はそれまでの経験がないので5、6年とかかりますが私みたいに転職して入ってきたような人だと最短2〜3年で薬局長に上がれます。
薬局長になるとこちらも手当が毎月発生します。月に5万円の支給です。つまり年収が650万円近くまで上がる可能性があるということですね。
エリアマネージャー
エリアマネージャーは数店舗まとめて面倒を見るリーダーのような存在です。
店舗ごとの売上や従業員の勤務状況などを管理する立場なので責任も大きいですし、エリアマネージャーになること自体が簡単ではありません。
早い人であれば入社して5年ほどでエリアマネージャーになれます。エリアマネージャーになると年収は700万円を超えるので、年収としてはかなり貰っている方になるのではないでしょうか。
地方の調剤薬局は人手不足で残業が多いって本当?
地方の調剤薬局は都心部よりも年収が高い傾向にありますが、「人手がたりていないので残業が多くて大変だよ」という声をあなたも聞いたことがありませんか?私も今までに何度もそのような声を聞きました。
私の働いている調剤薬局は市内からは近いものの、周りが森で囲まれているちょっとした田舎です。1日の処方せん枚数は50枚前後で薬剤師が常時3人。それとは別に事務さんも1人いるのでかなり余裕です。
むしろ前職の調剤薬局の方が人がたりていなくてバタバタしていました。休憩もろくに取れないくらいでしたね。
地方の薬局でも人員の配置をしっかりしているところであれば、営業が回らないほど人手不足になっている店舗はありません。残業もほぼないので毎日定時で帰れていますよ。
もしも地方への調剤薬局へ転職を考えている方でどれくらい忙しいのかが気になる方は、1日の処方せん枚数や薬剤師の人数などをしっかり把握しておけば安心です。
薬剤師は有給休暇を取りづらいと聞くけど実際はどうなの?
有給休暇を取りにくいなどのようなことはまったくありません。有給休暇が年に5日、夏季休暇が3日、年末年始ももちろんお休みが取れます。
確かに他の薬剤師と休暇がかぶらないようにする配慮は必要ですが、みんな自由に休暇を取って楽しんでいますよ。
日祝が必ず休みなので、そこに被せて連休を取っている人が多いですね。私もいつかは連休を取って海外旅行に行こうと計画をしています。
大きな調剤薬局じゃなくても研修や勉強会はあるの?
これは私も最初は懸念していたのですが、思ったよりも研修や勉強会は開かれています。月に1回は必ず何かしらの勉強会がありますよ。
どうしても薬局を閉めてからでないと勉強会ができないので、残業という形にはなってしまいますが1時間程度の勉強会で、新薬の説明をバッチリ聞けるのでとても助かっています。
残業代もきちんと出ますし、勉強会を開いてくれるメーカーさんがおいしいお弁当まで準備してくれるので、むしろ勉強会を楽しみにしているくらいです。
調剤報酬の改定についての勉強会もありましたし、管理薬剤師が知っておきたいことを教えてくれる勉強会もありました。
大きな負担をかけないように考慮しながら必要な勉強会を開いてくれるのでとても助かっています。
地方の調剤薬局での働き方
地方だからといって、特別に何か違うことをしているわけではありません。普通の調剤薬局と同じように調剤や監査、服薬指導、薬歴の記入などをしています。
混むときは混みますがそこまでバタバタすることはないので、より丁寧に業務を行えます。ただ、大きな薬局ではないためなのか、新しい機械はほとんどありません。
調剤過誤を防止するためのシステムなどもないです。今まで機械に任せてきた業務を手動でしないといけないので少し怖いところはありますね。
毎週木曜日に必ず他の店舗に応援に行かないといけないのも、地方ならではかもしれません。私のいる薬局は門前の病院が木曜日はお休みなんですね。
そのため、木曜日だけは他の薬局に応援に行って働かないといけません。同じチェーンの薬局なので業務内容に大きな違いはありませんが、いつもと違う店舗で働くのはやはり緊張しますね。
地方の調剤薬局で働くメリットとデメリット
地方の調剤薬局も一般的な調剤薬局と大きな違いはないのですが、やはり他とは違うメリットやデメリットが存在します。
地方の調剤薬局で働くメリット
昇給しやすい
人間関係が和やかなところが多い
この2つが大きなメリットだと私は思っています。
昇給しやすい
雇われている薬剤師の人数が多い都心の調剤薬局ではなかなか役職に就けません。管理薬剤師になるのですら5年かかったという人もいるくらいです。
一方で地方の調剤薬局だと私のように数ヶ月で管理薬剤師になることだってできます。上のポストが空きやすいんですね。
薬局長やエリアマネージャーにだってがんばり次第では5年くらいでなれてしまいます。母数となる薬剤師の人数が少ないためぐんぐん上の役職に就けるのです。
人間関係が和やか
今の調剤薬局で働く前は埼玉の調剤薬局で働いていました。関東の人と地方の人ってかなり人柄が違うんですよね。
地方だと店員さんもせかせかしていないし、知らないおばあちゃんに話しかけられることだって珍しくありません。
調剤薬局内の人間関係も温厚で家族のような温かい雰囲気の中でお仕事をしています。患者さんともまるでご近所付き合いをしているかのような感じです。
待合室でゆっくりお話をすることもあります。たまに患者さんが自宅で採れた野菜のおすそ分けもしてくれますね。本当に温かい環境です。
地方の調剤薬局で働くデメリット
DO処方が多い
車がないと通勤できない
今のところ私が感じているデメリットはこの2つですね。
DO処方が多い
地方だと来局される患者さんのほとんどが同じ顔ぶれです。お互いがお互いの顔を見て名前を認識できるくらい決まった方と顔を合わせる機会が多いです。
あまり新規の患者さんが来ないんです。そのためどうしてもDO処方の患者さんが多くなってしまいます。患者さんとの信頼関係を築きやすい一方で、新しい処方の勉強は少ししにくいかもしれません。
車がないと通勤できない
関東のように電車に乗ればどこにでも行けるような環境は一切整っていません。電車は30分に1本ほどで車両もたったの2両。職場の近くに駅があるとも限らないので車は必須です。
満員電車が大嫌いな私は車通勤の方が負担が少なくて好きなのですが、やはり車は維持費がかかるので生活の負担は増えてしまいます。
地方の調剤薬局はこんな方におすすめ
人間関係を大事にしながら働きたい方
地域に必要とされる薬剤師になりたい方
このような方は地方の調剤薬局で働くのに向いています。ただただ機械的に調剤して服薬指導してというルーチンワークから解放されます。
何のために自分はここで働いているんだ?と疑問に思うこともなくなりました。患者さんとの距離が近いので薬や病気以外の悩みも聞けますし、ちょっとした患者さんの変化にも気づけます。
また、地元の患者さんとの関係を深めやすい環境のためか「〇〇さんのいる薬局なら安心」と言っていただけたこともあります。
患者さんが自分を必要としていると感じられることほど嬉しいことはありません。
働きやすい環境の調剤薬局に転職するためにやるべきこと
私が昇給も早くて人間関係も良い調剤薬局に転職できたのは、実は転職サイトのおかげです。
転職は人生を大きく変える可能性のある一大イベントなので、運任せの転職はしたくありませんよね。私も同じように絶対に転職を失敗させたくありませんでした。
人間関係が良い
昇給する可能性のある職場
残業は少なめ
このような希望条件をしっかりと転職サイトのコンサルタントに伝えたことで私は今の職場に転職できたのです。
転職サイトは多くありますが、その中から私は「マイナビ薬剤師」を使いました。
マイナビ薬剤師を選んだ理由
私がマイナビ薬剤師を選んだのには3つの理由があります。
①調剤薬局に強い転職サイト
②職場の人間関係などまで把握している
③正社員の求人が多い
これらの理由がマイナビ薬剤師を選んだ決め手です。転職サイトによって特徴が少しずつ異なるのですが、マイナビ薬剤師は数ある転職サイトの中でも特に調剤薬局に強いところなんです。
扱っている求人の約65%が調剤薬局の求人です。転職するなら絶対に調剤薬局と決めていたのでこれは大きなポイントです。
実際に働いてみないと分からない職場の雰囲気や人間関係まで把握しているのもポイントですね。人間関係が良ければどんなに忙しくても楽しく仕事できると私は考えているので、事前に職場の環境を知れるのはかなり助かりました。
そして正社員の求人が多いのもマイナビ薬剤師の魅力です。扱っている求人数がもっと多い転職サイトは他にもありますが、そういうところは短期のアルバイトの求人なども含めた求人数のところが多いです。
マイナビ薬剤師では派遣や短期の求人は少なく正社員の求人が多数を占めています。正社員での転職を目指していたので迷わずマイナビ薬剤師を選びました。
まとめ
地方の調剤薬局は昇給しやすい
管理薬剤師なら数ヶ月でなれる可能性も
調剤薬局への転職は圧倒的にマイナビ薬剤師が有利
今の職場はとても和やかで患者さんとの関係も良好でとても働きやすい環境です。残業もないので就業時間が終わればすぐに帰る支度ができます。転職して3ヶ月で管理薬剤師になれたため、年収もすぐに上がりました。
調剤薬局へ転職を考えている方はぜひマイナビ薬剤師の力を存分に借りてください。
正直、マイナビ薬剤師に登録していなかったらこんなに良い職場には転職できなかったと思います。今日も明日もあさっても、私は楽しく仕事していることでしょう。
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