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薬剤師の転職は20代って有利?就職活動と転職活動の違いって!?

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「20代薬剤師は転職しやすいの?」

「初めての転職活動で知っておくべき注意点って何!?」

 

初めて転職活動をする20代薬剤師から、「就職活動と転職活動の違いがよく分からない。知る機会もなくて困る!」とよく言われます。

 

さすがに、転職活動の方法については学校でも職場でも教えてくれませんので、知らないのは当然ですよね・・・。

 

今回は、20代薬剤師向けに「初めての転職活動で注意する点」を転職希望する薬剤師と採用する企業側のそれぞれの立場でお話しします。また、転職活動時に頼りになる転職サイトもご紹介します!!

20代薬剤師が転職活動前に知っておくべき注意点

現在、薬科大学は6年制なので18歳で現役合格して23歳で卒業です。大学の合格率をみると浪人も多く、最近の国家試験合格率は近年低い傾向にあり3〜4割は国試浪人という特殊な世界です。

 

そのため、20代薬剤師の転職を考える際には他の4年生の学部生とは異なります。医師と同様、薬剤師の20代は24歳から29歳で、期間はたった5年間だけなのです。

就職活動と転職活動の違いとは?

就職活動とは

一般的に、就職活動は大学5年生の春から秋にかけて行います。学生の多くは、大学主催の合同就職説明会に参加したり、所属研究室の教授の推薦などを受けて就職活動に関する情報収集を行います。

 

その時期には同時に多くの企業も説明会を開催したり、合同就職セミナーに会社のブースを出展したりして積極的に学生に自社アピールを行います。

 

その他には、非公式にOB、OGによる所属大学の研究室へリクルート訪問というのもあります。

 

就職活動の流れ

① エントリーシート提出

② 筆記試験

グループディスカッション

一次面接

二次面接

最終面接

内定通知

という多くの関門を1つづつクリアしていきます。

 

 

転職活動とは

転職活動とは、社会人が転職のために会社の求人情報を得て希望する職場へ再就職する一連の活動を示します。そのため、転職の活動時期は各自のタイミングで行います。

 

最近では、IT化の普及により紙媒体の求人広告や雑誌は激減し、転職活動を行う社会人の大半はインターネット上の転職サイトに登録して活動を行うという流れに変わっています。

 

転職活動の流れ

転職サイトに登録

コンサルタントと面談

履歴書+経歴書の作成(転職サイトによっては面接の練習など)

面接(会社によっては筆記試験)

コンサルタントによる条件交渉・内定通知

 

就職活動と転職活動のポイント

新卒の就職活動は同級生が同じスタートラインに立ち、多くの関門を1つずつクリアして最終的に内定を勝ち得ます。内定までには半年ほどはかかり、その間は大学側の教授や就職課がサポートしてくれます。

 

一方、転職活動は各自のタイミングで行う再就職なので、基本的にソロ活動です。IT化されていなかった時代は転職は一人で行う孤独なものでした。

 

しかし、今は転職サイトという強い味方が現れました。転職サイトに登録をするだけで無料で担当コンサルタントが付き転職をサポートしてくれます。

 

就職活動のポイント!

同級生が同じタイミングで開始する
就職活動時の相談相手は、同級生・両親・教授・サークルの先輩など

 

転職活動のポイント!

転職時期は人それぞれ
転職サイトに登録するとコンサルタントという転職サポートの強い味方を得られる
転職活動の情報収集やスケジュールは自分次第!

新卒採用と中途採用の違いとは?

日本では新社会人の大々的な就職活動は、人生の一大イベントの一つです。日本には終身雇用制の歴史があるため、新卒一斉雇用が主体なのですね。

 

しかし、海外ではこのような大々的な就職活動という形はありません。アメリカのような年俸制の社会では、長く勤務することで信用性を得るという発想がないので、新卒生もポストが空いたときに募集するという日本でいう中途採用のような形式を採用しています。

 

会社側の新卒採用

日本の多くの会社では、新卒採用で必要とされる人材の人数よりも少し多くの採用を行います。少し多めに採用するのは、必ず数年すると脱落者が出てくるからです。

 

なるべく優秀な学生さんを雇用したいため、大々的に会社の宣伝を行い、より多くの応募者の中から慎重に選考します。

 

実績も経験もゼロの学生相手の新卒採用では、採用過程の関門が多く何回も面接や試験を行うという特徴があります。

 

新卒採用のポイント!

大々的に会社を宣伝して多くの応募者のなかから優れた人材を採用する
数年すると脱落者が出てくるので少し多めに採用する
新人教育を行い将来の会社に貢献できる人材にしていく

 

会社側の中途採用

新卒採用と比較して、中途採用の場合は大々的に会社の宣伝も行いませんし選考過程もあっさりとしたものになります。

 

中途採用の場合は、空いたポジションに適した人材の穴埋めを行うためだからです。そのため、即戦力となりうる経験値が重要視されます。

 

求人票の応募資格欄に「実務経験3年以上」「管理職経験の有無」と書いておくとピンポイントで人材を集められます。その条件に合致した応募者の中から選考します。

 

中途採用のポイント!

新卒採用とは視点が異なり、企業側は採用過程に時間をかけない
ポジションの穴埋めに適した人材のみの面接を行う
募集条件が明確なので、転職者と会社のニーズが一致したら結論が早く出る
求人情報は、転職エージェントに一任したり公開求人として行われる

このように、新卒の就職活動と再就職の転職活動では、そもそもの採用の目的が異なるのですね。

20代薬剤師の転職理由は?

就職活動時には、企業の知名度・教育制度を念頭に活動を行います。社会経験のない学生が一人前の社会人となるためには新人教育が必要となるため、大手に新卒生が集中する傾向が見て取れます。

 

しかし、一旦就職して仕事をしてみると自分のイメージしていたものと異なることに気が付き、より自分の希望に合う環境を選ぼうとするために転職を選択します。

 

このように、学生時代には会社の規模・知名度という世間的なイメージを重視していたのに対し、転職時は自分の内側から湧いてくる希望を重視した活動へと変化します。

 

特に薬剤師の多くは、仕事を始めるとカルチャーショックを受ける傾向があります。

 

その理由は、医学生や看護学生は学校に併設された付属病院で実臨床を見る機会が非常に多いのに対し、薬学生は学生実習時に少しだけ実臨床に触れるだけなので現場の仕事がイメージしにくいのです。

 

社会人になって初めて現実を知ることになり、仕事内容・勤務時間・年収・人間関係・社風などの側面が大切だった・・と就職してから気が付くのです。

 

20代薬剤師の転職の理由
学生時にイメージしていた薬剤師像の理想と現実とのギャップ
就活時に重要視していた尺度(会社の規模や知名度)の変化
自分の内側から希望する働き方が出てくる
会社内の人間関係や体制に対する不満

20代の薬剤師は転職に有利?

20代薬剤師の転職では、30代・40代に求められている経験値や実績はさほど必要ありません。理由は、20代薬剤師は会社からすると新人の部類だからです。

 

これから社内で教育を施し、先の戦力となるべく経験や実績を積んでもらえると考えられている年代だからです。会社側としては、人材は宝ですので長く勤務してくれる従業員を求めています。

 

そのため、20代薬剤師は転職には非常に有利となります!

 

20代薬剤師が転職に有利な理由は?

会社組織的に社風教育がしやすい年代だから

長期的目線で会社に貢献してもらえるから

若く・健康で活発な年代だから

仕事を覚えよう・習得しようという熱意があるから

組織に溶け込もうとする柔軟性があるから

経験・実績がなく、年収相場がまだ低い年代だから

20代の薬剤師は大手調剤薬局への転職がおススメ!

日本の会社の中で東証一部に上場している会社は全体の何パーセントは知っていますか?実は、全体の0.1%未満なのです。東証一部に上場出来るというのは、優良企業でないと不可能です。さまざまな査定項目をクリアできた日本を代表する会社なのです。

 

調剤薬局の中でこの狭き門をクリアして上場している会社は、大手調剤薬局として知名度の高い薬局です。

 

また、大手調剤薬局は従業員数が多いので、薬局内の人間関係が悪くなっても他店舗への異動という形を取れるのもおススメする理由の1つです。

 

年齢層も幅広いため経験の浅い20代の責任負担は非常に軽く、トラブルや問題が起きても組織的に解決します。各業務の専門窓口も存在しているので、仕事上の不安や問題解決がスムーズであることもおススメ理由として挙げられます。

 

日本は2025年を迎えると高齢化社会に突入します。と同時に医療システムも新しく変わります。今後、医療を取り巻く社会は変革期を迎えます。その変化に柔軟に対応できる資本力や業界M&Aで勝ち残ることが出来るのは、やはり大手調剤薬局です。

 

大手調剤薬局にはそれぞれのカラーや特徴・得意分野がありますので、その中で自分の肌に合う薬局を見つけることが転職成功に繋がるでしょう。

 

大手調剤薬局へ転職おススメの理由

制度のしっかりした大手で教育を受けられる

薬局の人間関係が悪くなっても他店舗へ異動ができる

トラブル発生時は個人が悩むことなく組織的に解決していける

医療変革期の中で長く生き残れるのは大手と言われている

20代の薬剤師におススメの転職サイトは?

20代の薬剤師転職希望者の中には、数年の薬剤師歴で「自分は薬剤師の仕事に向いていないのではないか?」と悩んでしまう人がいるようです。

 

しかし、職場の環境が変わるだけで意識は変わってきますし、何といってもまだ数年の薬剤師歴です。先は長いので深刻に考えないようにしましょう!

 

また、いきなり転職という形を取らずに単発派遣などに登録して他の薬局も見てみるのもよいかもしれません!!他の薬局を少し見たりして、自分の気持ちを確かめてみましょう。

おススメサイト1 老舗転職サイト「ファルマスタッフ」

ファルマスタッフは調剤業界トップクラスである日本調剤グループへの薬剤師専門の派遣・転職支援会社に強い転職サイトです。


サービスには、①正社員 ②パート・アルバイト ③派遣 ④紹介型派遣があります。いきなり転職ではなく派遣をしたあと、または紹介派遣を希望する場合に適しています!

 

ファルマスタッフの公式サイトはこちら

おススメサイト2 業界最大手の「薬キャリ」

薬キャリは全国の転職サイトと数多く提携を結んでいるため、求人情報が非常に多いのが特徴的です。また、20代薬剤師にとって非常に頼りになり履歴書や経歴書の書き方のサポートも受けられます。

 

面談が心配な人や書類作成が初めての人にはとっても嬉しいサービスですね!

 

薬キャリの公式サイトはこちら

 

ポイント
20代薬剤師は、転職に関するノウハウが少ないので大手転職サイトに登録しましょう!
転職サイトにはそれぞれの特徴があるので、サービス内容を見比べましょう!
転職サイトの登録・サポート共に利用は無料です!!

転職活動は一人で悩むよりも、転職サイトを活用してコンサルタントを味方につけよう!(まとめ)

20代薬剤師は、就職活動時の一連の活動過程の記憶が残っているので転職活動も一人で何とか出来るだろう!と思うかもしれません。

 

しかし、いざ一人で始めてみると「就職活動と何が違うんだろう?転職活動ってどうしたらいいんだろう?」と、悪戦苦闘し始めます。

 

転職活動では、新卒時と異なり競争相手となるのは同じ薬剤師です。ベテラン薬剤師もいるでしょうし、技術を習得したスーパー薬剤師もいるでしょう。

 

相談相手となってくれた大学の就職課・友達・教授など・・は、もういません。同じ職場の人には当然転職の相談はできませんよね・・・。

 

そのため、新卒時の就職活動と社会人の転職活動は全く別物と考えましょう!

 

どうしたらよいのか訳がわからず慌てて適当な転職をして失敗しないように、求人情報の量が多くプロのコンサルタントがいる転職エージェントに登録しましょう。これが、一番安全な方法です!

 

転職に関してのプロであるコンサルタントは、転職サイトに登録しないと出会えません。

 

精神的に安心して転職活動をする準備が整えること、この準備をしっかり整えることが転職活動を成功に導きます!

 

一人っきりで延々と終わりのない戦いに挑むより、多くの情報量とサポートを受けながら転職活動をすることをおススメします。

 

ポイント
就職活動と転職活動は根本的に異なる活動です!
20代薬剤師の転職活動は一人で活動せず転職サイトに登録しましょう!
20代薬剤師の転職は基本的に有利なので大手調剤薬局も視野に入れましょう!
大手転職サイトでは面談や履歴書・や経歴書作成サポート等も行っています!

 

ファルマスタッフの公式サイトはこちら

 

薬キャリの公式サイトはこちら

 

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