薬剤師は転職エージェントの登録は何社必要?登録しておくべきサイト平均数
転職活動を行う際には、転職サイトに登録して活動をすることが主流になっています。
それもそのはず、全国には転職エージェントなるものが平成27年度の厚生労働省の発表によるとなんと19,453社もあるのです。(厚生労働省:職業紹介事業報告の集計結果参照)
しかも、年々増え続けていると言われています!!
この約2万社近くもある転職エージェントの中で、薬剤師業界に特化した会社は100社ほどと言われています。
100社もあると、どこに登録したらよいか迷ってしまいますね。
今回は、転職活動をする際に何社くらい登録しておくとよいか?目安についてお話します。
目 次
薬剤師業界を専門とする転職エージェントについて
世の中には、転職活動をサポートする職業紹介事業会社(以下転職エージェント)が約2万社あります。
薬剤師という専門職の転職サポートに特化したところは、約100社程度あると言われています。
この100社の中で名が知られている所は約20社ほどでしょう。
しかし、名が知られている転職サイト20社に全部登録しようとすると大変なことになってしまいます。
薬剤師業界は、調剤薬局だけでなく製薬会社、病院、ドラッグストアー、薬の卸のDI、治験などの業種があります。
各転職エージェントにも「強み」というのがあり、病院への転職活動を得意とする会社や治験業界を得意とする会社があります。
これらは、人材紹介を積み重ねていった結果に出来たその業界との信頼関係や人脈と言えるでしょう。
そのため、自分に適した転職サイトを探したり登録したりする前には基本的に確認すべきことがあります。
確認手順としては、
① 転職先を決める(製薬会社なのか病院なのか、それとも調剤薬局なのか?)
② 希望業種に対して紹介実績がある転職サイトを選ぶ
③ 転職活動時に何をサポートしてもらいたいかを決める
④ 転職サイトに登録する
自分に適した転職サイトに登録しないと、与えられる求人情報が的外れになってしまうので注意しましょう!
大手の転職エージェントの特徴
大手の転職エージェントは基本的に資本力があります。長い時間をかけて成長しているため、人材紹介の実績が非常に高いです。
薬剤師向けの大手エージェントは、
・薬キャリ
など、上場している企業のグループ会社や日調の子会社などが大手転職エージェントと言われています。
そんな大手転職エージェントのメリットを挙げてみます
会社主催の転職セミナーが開催される
知名度が高いため登録者数が多い
実績があるため企業からの求人情報も多い(支持率が高い)
求人情報と求職者情報のデータを登録してデータベース化している
会社の広告も幅広く行っているので世間からの信用も高い
求人媒体が幅広い(求人広告・人材紹介サービス)
社員への教育が行き届いている(質が一定している)
会社の設備が整っている
最新の求人情報がある
営業部門とコンサルタント部門が分かれている
コンサルタントに当たり外れがない
大きな企業からの案件がある
など、幅広くサポート出来ているのが特徴的です。
特に登録数・求人数共に大量にあるというのは転職希望者にとって大きなメリットです。
母数が少ない中から探すのと多い中から探すのとでは、確率論的にも多い中からの方が断然結果が出やすいです。
また、比較的大きな企業へ転職を希望する場合は、転職エージェントも大手を利用した方がよいと言われています。
日本の大企業は、自社のカラーを守るために新卒者を雇用することによって自社カラーに染めていくというような教育方針を取っています。
中途採用者の場合は、他の会社のカラーに染まってしまっていて時に扱いにくいため中途採用の枠は少ないのが現実です。
そのため大手企業への転職希望者は多いですが、狭き門のため競争率は高くなります。
その狭き門を突破するためには、大手企業とのパイプがある転職エージェントへの登録が必要です。
薬剤師の業界で言うと、製薬会社や大手調剤薬局チェーンなどの上場一部の日本を代表するような会社の求人に強いのは大手転職エージェントと言われています。
一方、大手転職エージェントのデメリットは
会社が大きすぎて融通が利かない
マニュアル的な対応(流れ作業的)
コンサルタントが画一的
幅は広いが深みに欠ける
など、会社が大きいためにどうしても事務的になる傾向があるようです。
これに関しては、いたし方がないです。求人数も登録数も非常に多いので、一人のコンサルタントが抱えている薬剤師の転職希望者数が多いのです。
一人のコンサルタントに対して一人の薬剤師という対応が出来ないため、どうしても機械的になってしまう面があるようです。
中小の転職エージェントの特徴
中小の転職エージェントは大手転職エージェントでコンサルタントとして活躍した後に独立起業したり、もともと異業種会社が経営方針転換で薬剤師転職業界に参入したりと様々な背景があります。
薬剤師の中小エージェントは、
などがあげられます。
そんな中小の転職エージェントのメリットを挙げてみます。
大手に比べて専門的(得意分野に特化している傾向)
コンサルタント独自の人脈などがある
非公開求人などがある
大手の案件数には叶わないので1人1人の薬剤師を大切に扱う傾向がある
などが挙げられます。
転職に関するオールラウンドなサポートは得意としていませんが、一人一人の薬剤師に向き合う時間があるため対応がやわらかいです。
また、薬剤師のニーズに合ったところを一生懸命探してくれるのでマッチングが適格だとも言われています。
一方、中小の転職エージェントのデメリットは
コンサルタントの質にバラツキがある(当たり外れがある)
社員教育が徹底されていない(レスポンスが遅いなど)
社員数に限りがあるためコンサルタントを簡単に変えることはできない
会社利益を出すのが簡単ではないため、時に強引さが出てくる
求人情報と求職者情報のデータがデータベース化されていない
などが挙げられます。
調剤薬局転職時に成功しやすい平均登録数とは
大手の転職エージェントも中小の転職エージェントもそれぞれメリットとデメリットがあるため、転職活動を行う際には両方登録して活用するのが賢い選択です。
しかし実際に薬剤師で転職成功した人が、いくつの転職サイトに登録していたか?の詳しいデータはあまり公開されていませんが、いろいろと調べていくうちに分かってきたデータがあります。
それは・・・全職種において転職サイト平均登録数は2社で、転職成功者の転職サイト登録数は4社!というデータです。
このデータの数字は情報源によって若干異なりますが、妥当な数字ではないかと思われます。
その理由は、あまりにも登録が少ないと扱っている求人情報に隔たりが出てしまって現在の求人市場の情報を網羅できないですし、反対に多すぎると求人情報が重なり見落とす可能性が出てくるからです。
これは、薬剤師の転職にも当てはまります。
調剤薬局転職時のポイント
ポイント1
活動がスタートしてから気を付けることは → 面接は同時進行すること!
※1社ずつ応募し面接結果を待つと時間ばかりが過ぎてしまいます。
ポイント2
面接前から会社数を厳選しないこと → 複数面接すること!
※お給料も福利厚生面も条件がいい案件はどの薬剤師にも魅力的に映るので競争率が高くなります。よって、内定の確率は低くなります。
ポイント3
転職サイト登録数は、全国平均の4社を目安に考えましょう!
また、薬剤師の場合は専門職なので薬剤師歴と年代によって転職サイト登録先を工夫するとよいでしょう。
薬剤師歴が短く転職初心者の20代の場合
転職市場で若いことは有利です。
そのため、大手企業への転職を視野に入れた活動をおススメします。
転職市場のリアルタイム情報を収集しながら、面談や経歴書の書き方など全般的なサポートを受けていきましょう。
登録例としては、大手転職エージェント 3社 + 中小転職エージェント 1社
薬剤師歴が長く転職の経験のある40代の場合
業界に慣れ親しみ一通りの訓練も受けてきているため、新人に必要な教育等は不要な年代です。
今まで培ってきたノウハウを高く評価してくれるような会社へ転職することをおススメします。
また、同じ40代でも女性の多い薬剤師業界ではキャリアを積んできた人とブランクのある人がいます。
薬剤師歴に個人差があるため、ゆっくり丁寧に希望条件に応えてくれる転職エージェントを探しましょう。
登録例としては 大手転職エージェント 1社 + 中小転職エージェント 3社
子育て中薬剤師や調剤ブランクがある場合
フルタイムでの勤務を希望しない薬剤師は、派遣業等も行っている転職エージェントも視野に入れた転職活動をしましょう。
「家の近所で午前中だけ」など割り切ってお勤めしてくれるようでしたら雇用条件に神経質になる必要はありません。
しかし、実際のところ割り切っていたはずが薬局でパートをして慣れて来た頃に不満を感じやすいとも言われています。
同じパートなのに時給が違う薬剤師の存在を知ってしまったり、子供の学校の行事のためお休みを取りたいけど言いにくい雰囲気の環境だったり・・などです。
そうならないためにも、「こういう薬局でパート勤務したい」という基準は持って望んだほうがよいでしょう。
担当のコンサルタントさんにとっても、希望条件が明確なほうがイメージしやすいものです。
転職サイトに登録することは、転職活動の第一歩です。
大手の転職エージェントと中小の転職エージェントのそれぞれの強みを活用しながら転職活動を行ってみましょう!
適格な転職サイトに登録が出来ると、時間もかかりませんし何よりも嫌な思いをすることを回避できます。
そして、これらに相性のよいコンサルタントさんとの出会いが加われば、転職は大成功するでしょう!
まとめ
転職を成功させるために、転職サイトは4社ほど登録しましょう!少なすぎても多すぎても結果が出にくいと言われています。
また、自分が希望する薬剤師の業種を選び、その業種に強い転職サイトに登録するようにしましょう。
そして、大手転職エージェントと中小転職エージェントへの登録比率に関しては、同じ資格を持つ薬剤師と言えども年齢や薬剤師歴によってキャリアには個人差があるので冷静に自分を見つめましょう。
そうは言っても登録先に迷ってしまったら・・・・「薬キャリ」への登録をおススメします!
薬キャリおススメ理由
幅広い薬剤師年齢層に対応しています!
調剤薬局だけでなく病院や製薬会社の求人も多数あります!
コンサルタントさんとの相性が悪い場合は変更を申し出られます!
薬キャリは求人数の数が非常に多いことと幅広い年代の転職に対応が可能です。
また、コンサルタントさんの人数も多いため相性が悪いと感じたら他のコンサルタントさんに変えてもらえます。
これらは、中小の転職エージェントにはなかなか出来ない魅力でもあります。
現状に満足できず悩んでいるようでしたら、思い切って薬キャリに登録しましょう!!
思いがけないような良い話が舞い込んでくるかもしれませんよ!!
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